ホモファッションユートピア

ホモとか服とかコスメについて書く予定です、、

うつくしいひとのふく

こんばんは。華金ですね。

いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、はてなブログらしくお題に答えてみたいと思います。

 

今週のお題「お気に入りの一着」

 

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私のお気に入りの一着は、beautiful peopleライダースジャケットです。

 

去年の10月に買ったもので、手持ちの服の中では比較的新しい方に分類されますが、とても思い出深い一着です。

 

この服に出会うまでの経緯についてご説明しましょう。

 

この服の存在を知ったのは、2014年の12月。

あるお方(以下A氏)と、新宿のルミネで服を物色していた時

たまたま手に取っていたライダースジャケットを見て言われた、

「◯◯さんは絶対ライダースが似合うと思うなぁ」という一言がきっかけでした。

 

A氏についてはちょっとこのブログには詳しく書けないのですが、間違いなく私の人生に影響を与えた人物トップ10にランクインするような人物です。

容貌は、大沢たかお綾野剛を足して割ったような感じをイメージしてもらえるといいかと。あととってもお洒落で服オタクです。


 

当時の私は、その人のことを宗教的に信仰していたので、帰宅してすぐルミネの通販サイトのページを目で貪るように閲覧し、膨大な服の中から、A氏の言っていたライダースジャケットと同じものを探り当てました。

目当ての服を見つけ出した瞬間は達成感と同時に、その値段を見て虚無感に襲われました。(私が買った時は88000円、2016SSでは値上げして92000円くらいでした。)

 


当時はファッションに疎かったので知らなかったのですが、ドメスティックブランド(通称ドメブラ)と呼ばれる服ってビームスとかに売ってる服の5倍くらい平気でするんですよね。 

beautiful peopleというブランドもそうしたドメブラの中の一つでした。

今思えば良心的な価格のブランドなのですが、当時の自分にとってはとても手が出せないブランドだなぁ、と感じました。

 

この記事で初めてドメブラという単語を知り、興味を持った方は以下のサイトを見てみてください。こういった沼に嵌ってみるのもいい人生経験になるのではないかと。(財布の保証はいたしませんが)

ブランドをうまく活用しよう|F-TYPE

非ファッションヲタのためのファッション用語(入門) - あざなえるなわのごとし

 

その後、2回くらいこの服を見るためにルミネや伊勢丹新宿店に赴いたのですが、本当に素晴らしい服だと思いながらも、なかなか決心がつかずに半年以上の歳月が流れました。

 

ライダースとの出会いから半年ほど経った私は、A氏の影響もあり、既にアウター以外はコムデギャルソンの丸襟白ブラウスやYAECAのスカートなどといった他のドメブラのアイテムを持っていたのですが、それでも革のアウターを買う決心はつかずにいました。

迷っていた理由としては、金銭的な問題よりも精神的な問題として、自分がこの服と向き合えるのだろうか?といった葛藤の方が大きかったような気がします。

 

すぐ買っても良かったのですが、自分にとって特別な服だし何らかの節目に買いたい、と思い「就活で内定を貰えたら買う」と目標を決めました。


就活は、一言で言うと、アスペルガーなので苦労しました。


結局、内定が9月までかかり、初めて服と出会ってから約1年後の2015年9月に購入に至りました。


伊勢丹やルミネといった取扱店ではなく、beautiful people青山本店まで行き、購入しました。

そのせいで青山店から新作が出るたびDMが凄い来るんですけど、その後まだお店には行けてなくて申し訳ない気持ちになります。伊勢丹が便利すぎるのが悪いんですよね。あそこは服好きにとっては、ディズニーランドを超えるテーマパークだと思います。 


ライダースを着てA氏に会ったら、とても褒めてもらえて嬉しかったことを数時間前の出来事のように思い出せます。


A氏は世間的にはどう思われていようと、私にとっていつまでもあこがれの人であり、「本物」です。



ところで、就職活動の面接で「10年後会社でどうしていたいですか?」という質問をよくされたのですが、正直なところ5年後のことも考えられるほどの余裕がないんですよね。

アスペルガーだからか、今を生きるのに精一杯です。それに、あまり良くないのかもしれないですが、先のことを考えると余計健常との差が開いてしまう気がして。

何となくは考えていますけど、そのことについて深く考えだすと夜眠れなくなって生活が壊れて鬱病になります。

現在、健全な精神は健全な肉体に宿る説を信じて筋トレと食事制限でアスペルガー克服に挑戦中ですが。そのことについてはまた別の記事で書く予定です...。



少し暗い話になってしまいましたね。

話を戻すと、購入したライダースジャケットはとても自分の身体に馴染みました。

これは、シュリンクレザーという柔らかい革の性質と、サイズ感によるものの他に、服と私の間に物語があったということも関係していると思っています。


店員さんに、このライダースは手入れすれば10年くらい着られますよ、と言われたので大事に30まで着ようと思います。

そして、30からはサンローランのライダースが似合うような財力と知性を備えた大人の女性になっていたいなぁとぼんやり思っています。