ホモファッションユートピア

ホモとか服とかコスメについて書く予定です、、

気の持ちようと人間性

この記事は、9割方自戒の意味を込めて書いている。

 

 

先日、社会人の方(以下T氏)と映画を見に行った。

T氏は、一言で言うとめっちゃモテるし仕事もできるイケイケな方です。

映画は「マネーショート」を観ました。リーマンショックが起こることを予測したイケてるビジネスマンたちの話。上映前、映画館がキモいオタクで混んでいて、T氏に「なんでこんなに混んでるんだろう?」と聞かれたが、「ガールズアンドパンツァー」という女子高生と戦車のアニメ映画のせいです。と答える勇気は私にはなかった。(「ちはやふる」のせいですかね?、とすっとぼけた)

 

映画のあとは近くの飲み屋へ行き、焼き鳥やおつまみを食べながら、映画の感想や、昨今のニュース、人生等について話した。

そこで出た話が琴線に触れたので書き記しておく。

 

1時間近く話していて一通り盛り上がった中、今ならいけると思い、ずっと聞きたかったことを聞いた。

 

「気分が沈んでしまい、1週間くらい何も手につかない時があるんですけど、Tさんはそういう時どうしています?」

 

この質問をした次の瞬間、T氏はわたしの手を掴み、言った。(長いけど、記録として書いておきたいから書きます。)

 

「僕の手には少し皺が入っていていて汚いけど、君の手はまっさらできれいな状態だよね。でもね、肌の細胞を細かく見ると、どちらの細胞も同じように常に四方八方に目まぐるしく動いているんだ。物事も同じで、この世にあるすべての物事、森羅万象は常に変化しているっていうことを覚えておいて。ニュースでやってる出生率の低下とか、女性の雇用増加とか、まあ確かにデータとしてはそうなんだろうけど、そういうデータよりも物事は常に先を行っているから。 それでね、僕が言いたいのは、そういうふうに物事は常に変化しているから、そんな変化の中で一個人の心の浮き沈みがあるのは当然っていうこと。ない方がおかしいでしょ?だから僕は気にしないよ。 あとねえ、結婚相手には東大卒とか年収何千万とか以外に、そういう変化に対する対応力がある人を選んだ方がいいよ、うつ病になったら元も子もないから。」

 

 

この言葉で私はすごく楽になったし、数日続いていた沈んだ気持ちの原因が分かったような気がした。(正確に言うと、原因なんてないことに気がつきました)

 

まだ私は、T氏のような境地には達していないけど、できる限り広い視野を持って気を静めないようにしようとその日心に誓った。そういう時間ってロスタイムだと思うから。

 

4月から就職し、社会人になる自分にとって、今の時期に自分と正反対の人生を歩んできている人間に会えて、このような言葉を聞けたことは、大きな糧になった(というよりも、これからなっていく)と感じた。

 

 

もう一つ彼から学んだことがある。人間性という内面の魅力は、容姿とは違い、いくつになっても衰えることがなく、むしろ歳を重ねるにつれて増幅していくものだということだ。

 

ツイッターでは、わたしの周りだけかもしれないが、毎日のように女の子たちが自撮り(自分撮り)を投稿し、自分の容姿に対する周りの評価を求めている。

 

わたしは自撮りには2種類あると思っている。

「私の顔、かわいいでしょ?」という、自分の可愛さを確認するようなタイプの自撮りと、「私の顔どう思う?評価してください」という、自分の容姿に自信が持てない子が他者にかわいいと言ってもらうことで安心したいというタイプの自撮りである。

 

両者は、「客観性を得ることで容姿に自信を持ちたい」という点で共通している。

 

 

わたしも時々ツイッターに自撮りを挙げてしまうが、一つ言いたい。

 

「自信を持ちたいなら、外見の他に内面も同時進行で磨いてください。」

 

以前わたしはこのブログで「人は容姿が9割は救い」と書いたが、それは他人に与える印象に限った話である。

 

自分が自分を認めてあげるためには、容姿だけでは足りないと思う。

 

容姿至上主義で生きていると、容姿が崩れた時に自我崩壊を招く恐れがある。

それを防ぐためには内面も磨く必要があると思います。保険として。